子ども達のちょっとした仕草に、本当の優しさを感じる時があります。私達大人(指導者)は、子ども達に自立してほしいと望む時、子ども自身の力で自立してほしいと考えすぎ、優しい言葉をかけつつも、必要以上に手を出さない指導を選ぶことがあります。
しかし、子ども達は、困っている友達・戸惑っている友達に、いたって素直に『大丈夫?』と声をかけ、助け起こし、痛いところを撫ぜたりします。日頃から優しい心を大切にすることを指導していて、そんな子どもの姿に出会うと、自分の優しさがこれでいいのか反省させられます。江藤直純氏が誰もがよく知っている『ウサギとカメ』の話を通して子どもの心に学ぶ必要を語っています。